共にあるもの

若干GotG2のネタバレがあるよ

 

GotG2の話。今回は前作と比べてより歌の「歌詞」が映画のストーリーと寄り添うような形になっていると強く感じる。

 

 

 

ELOの「Mr. Blue Sky」が大音量で流れながら始まるオープニングは、思わず100億点つけたくなるほど好きなのだけど、映画を見終わった後この曲を再び聴き直し、歌詞を見てみると劇中のとある誰かのことを指していることが分かる。一回目に聞く時はただ楽しい曲だと楽しめる物が、二回目、三回目とその意味を知った後に聞けば、ただ涙が浮かんでくる。

 「My Sweet Lord」も、元は神を讃えるような歌詞なのだが、劇中での使われ方を見るとやはり意味合いが変わってくる。愛しい「Lord」に向けた、共に過ごしたいという願いの歌になる。

二回流れる「The Chain」は、よりその物語の核となっているように見える。この曲がかかるのは、今までから変わってしまう「変化」の瞬間で、その今までの人生を変えてしまう、変えようとする「変化」の中においても決して「鎖」、絆は途切れないんだよと伝えてくる。

また、今回のサントラの中で一番好きなのがシルバーの曲なのですが、

ところで全然関係ないのですがこの曲の邦題でめちゃくちゃ笑ってしまいました。どうしてこんなタイトルになったのだろう。

ともかく、この曲もかかっている場面と歌詞の内容、雰囲気とは全然違う、ミスマッチな気がしたのだけれども(だからこそ面白く感じる)、これは別れの歌で和訳を見て胸が苦しくなった。誰から誰に向けた歌なのかは人によって変わるとは思うのですが、個人的に、あの船に乗っている人が意図せずして贈ってしまった物だろうな、と思う。

 

そして最後に流れる「父と息子」の歌、あの場面でただでさえ流していた涙が滝のような量になりました。歌詞もさることながら、あれ、初めてスター・ロードが自分から選んだ歌なんですよ。息子のことを理解していた父からのプレゼントであり、今(劇中では2014年)の技術から離れたすでに時代遅れの機械で聴く、自らが初めて選んだ曲があれですよ。もう、泣くしかない。

"1"では、今まで、母から最後にもらったプレゼントを大人になっても開けることを恐れていた(死んだことを認めたくなかった)彼が紆余曲折を経てようやく向き合えるようになって初めて聴いた彼に向けられた曲にも泣いた。この曲は実は彼にとっての親の曲なのだろうな、と今作を見て思った。あの場面では、母親が一人残してしまう息子に対して寄り添う歌なのですが、実はもう一人この曲に重ねられる人がいる。その人のことを彼は自分にとって親だった、と今作で再認識するのですが、この曲は映画中ではvol.2に入っている。サントラでは入っていないけど。なんでや!絶対この曲入れた方がいいやろ!

 

スター・ロードが新たに曲を聴く、カセットテープであれ媒体であれ、変える時は何かを認めた時なんだなあ、と。そして初めて聴く曲は自分にとっての大切な存在、認められずにいたのを認めた事について歌った曲。2は1の繰り返しでもあったけれど、螺旋階段のような作品であった感じだ。同じように見えて、確実により上のレベルへと登っている。そして、その成長の側にはいつも音楽が寄り添い、支えてくれる。いつどんな状況でも、側にいてくれる。

選曲もだけれど、私はそういったガン監督の曲の使い方が好きなのだろう。

 

見終わった後は是非曲を検索してみてください。

インターネットが発達したおかげで、気軽に歌詞も和訳も見ることが出来るので。

 

余談ですが、エンドロールでチープ・トリックが流れた時は興奮した。

そして、今更ながらサレンダーの歌詞の和訳を見たのですがあれ、あんなことを歌ってたのか。びっくりしすぎたし、あの曲を最後に持ってきた理由とは。たぶん、劇中での親のアレの話につながる曲だからなのかもしれないけれど、真実は監督の頭の中。

もしそうだとしたら、もしかしてスター・ロードは昔・・・これ以上はやめておこう。